プリンターとペーパーについて

銀塩プリンターのうんちく。ちょっとさわりだけ。

業務用銀塩写真デジタルプリンタの特徴

● 業務用銀塩写真デジタルプリンタは、扱うことのできる色空間が、コンピュータのディスプレイより狭いです。コンピュータディスプレイは、通常sRGBの色 空間ですが、業務用銀塩写真デジタルプリンタはその特性上、「鮮やかな赤」方面が狭いです。写真全体で言うと、普通のディスプレイでJPEGファイルの写 真を見たときより、銀塩写真の方が、やや暗めに、特に明るい赤はあせた感じに(良く言うと、しっとりと落ち着いた色に)見えます。

色空間(Wikipedia)

● したがって、全体的に色温度が低めで、鮮やかな赤系の色の多いお写真をプリントすると、ディスプレイと比較すると、印象の違ったものになります。

色温度(Wikipedia)

● もちろんこれは、あえて比較すると、という意味です。銀塩写真が色あせているという意味ではありません。コンピュータ画面で見たり、家庭用プリンターで印刷したりすると、いつもギラギラした色に見えると思っている方には、銀塩プリントされることをおすすめします。

 

色の置き換えについて

もともと銀塩プリンターは、パソコンのモニターやデジカメが保存する写真データ(sRGB準拠機器)よりも、色の表現領域が狭く、色の置き換えが必須となります。

ただし、モニターでは表現できないけどプリントだと表現できるという色もたくさんあります。よって色の置き換え作業は、単に、豊富な色数を少ない色数で表現するという減色にとどまらず、モニターでは見えない色を引き出すような創造的な作業でもあるのです

また最近の機種では、色調・輝度等の自動補正にも、さまざまなメーカー独自の工夫が凝らされ、年々その性能・仕上がりは向上しています。当社のフォトマイスターの弁によると「すでに人間が手を加えにくい域に達している」とのことです。

このように、家庭用も含めた各プリンターメーカーは、色の置き換えや補正機能に工夫を凝らすことによって、独自性を出しながら、可能なかぎり「綺麗な」写真をプリントするべく、日々技術開発を進めているのです。

そんな中で、フォトピース!が選んでいるプリンターは、こちらです↓↓↓

フォトピース!の業務用デジタル銀塩プリンター

ノーリツ鋼機(株) QSS-3502PLUS

QSS-3202SD

解像度:主走査300dpi/副走査600dpi
最大処理枚数:1200枚/時
露光エンジン:レーザー露光

イメージデータを300dpiの高画質で鮮明な銀塩プリントに再現する高性能レーザーエンジン搭載。 レーザーエンジンは、富士フイルム株式会社との共同開発になっており、新生ノーリツ鋼機の象徴でもあります。

ノーリツ鋼機が独自に開発した、視覚そのままの自然な美しさを簡単に表現できる画像処理技術 「AccuSmart」を搭載。あらゆる入力ソースをイージーオペレーションで補正し、デジタルならではの超高画質プリントを実現します。

「AccuSmart」などの機能により、デジタルデータのプリントの性能にさらに磨きがかけられ、現在最高峰の自動補正処理性能を持ったプリンターです。

ノーリツ鋼機(株) QSS-3704HD

QSS-3202SD

解像度:主走査640dpi/副走査640dpi
最大処理枚数:900枚/時
露光エンジン:レーザー露光

ノーリツ鋼機(株)ホームページ(外部リンク)

フォトピース!のペーパー

富士フイルム社の銀塩ペーパーです。フォトピース!では、デジタル専用ペーパーを使用しています。

■FUJIFILM Fujicolor Crystal Archive Paper 【裏面:ロゴ印字等】


テクニカルデータシート(English)